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【状況】
イオンカードのキャッシングサービスで利息を過剰請求していた問題は、2015年に利息の誤りが判明し、翌2016年4月から公表・調査を続けていた調査が完了し、1991年まで遡った結果新たな返金対象者が1万7,546人となり、返金総額は約4,000万円にのぼった。
【原因】
過剰請求は、利息の日割り計算に漏れがあったことが要因。
顧客がキャッシングの一部を早期返済した場合、本来は元金から一部入金分を差し引いた金額を基に、その後の利息を計算しなければならないが、業務委託を受けていたイオンクレジットサービスの業務システムには日割り計算機能がなく、手作業で計算による漏れが生じた。
【経緯】
3回にわたる調査
・2005年8月〜2015年8月の10年間では、誤請求の対象者数は約2400人、返金額は約600万円。
・2005年2月〜8月を対象に約200人、約65万円の誤請求。
・1991年2月〜2005年1月までの期間で、約4,000万円の過剰請求。
【対応】
2017年3月21日から順次、詫び状を送付
1991年2月より前の実績については、既に資料がないため調査できないとしており、心当たりのある顧客には問い合わせするように呼びかけ。
イオンクレジットサービスは一部入金があった際にアラートを出すシステム改修で利息の日割り計算漏れを防ぐ再発防止策を講じ、さらに利息を自動で日割り計算できる機能を追加するシステム開発を進める。
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