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組織のリソース(ヒト・モノ・カネ・情報等)が限られる中小事業者においては、多様な変化・リスクへの広範で完全な対応は困難です。一方、コンプライアンス等に限定されたリスク対策へのリソース投下は、潜在するビジネス機会を捉え損なうことにもなりかねません。 |
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当然のことながら、組織は経営目的に影響するテーマを選択して、リソースを集中することで効果的に成果を出してゆかなければなりません。 |
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このように変化によるリスク(不確実性)を組織の目的に対して、自らの強みを活かしビジネス機会にすることができるかどうかが、組織の成長や変革のための課題になっていることは明らかです。 |
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今一度、現状の組織内外の諸環境の中で組織の現状とあるべき姿を見直し、組織の目的を再定義し、リスクを適切に評価することで取り組みの方向性を明らかにし、強みを卓越性に変化させるための戦略とリソースの「選択と集中」が必要です。そのためには最低限以下の組織的・人的対応を実現することが求められることになります。 |
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(1) |
経営層だけではなく、組織全体で組織の目的・目標の意思決定を行う |
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(2) |
組織の強み、弱みを正しく認識し、ビジネス機会を活かすために必要な課題を発見する |
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(3) |
常に変化するリスクに対して、組織・人が適切に判断し、行動できるリテラシー能力と、いざという危機時に俊敏に対応し復旧するレジリエンス能力を身につける |
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そのうえで、組織・人の支援となる本当に必要な物理的・技術的対策を実施します。一番重要なのは、組織とそれを構成する人々のリスクマネジメント能力とレジリエンス能力です。 |